http://mozilla.jp/events/2008/fxdevcon/
今回で 3 回目となる Firefox Developers Conference。
およそ開発者とは言えない Cai ですが、今のところ皆勤です。
以下公演中のメモをベースにかんたんなまとめ。
そのまま貼り付けようかとも思ったけど、箇条書きで 200 行になってたので断念。
基調講演(1) 「Firefox Mobile -The One Web-」
Jay Sullivan
α版が出てる Fennec の話。
Firefox と同等のフルブラウジングを実現しつつ、タッチパネルなどモバイル独自の UI に対応。実機ではなかったけどデモも。現状では GPS 機能には対応しているけれど、カメラや TEL URL にも対応させていくらしい。ただ、対象とする環境が多くて大変とのこと(Windows Mobile、LiMo、Symbian、iPhone etc.)。
日本のキャリアとも対話は持っているそうだが、これまでクローズでやってきたものをいきなりオープン化するつもりはないようで、時間がかかりそう。
基調講演(2) 「Ubiquity -言葉でつなげる Web-」
Aza Raskin
まず日本語ぺらぺらなのにびっくり。機能は追加したいけど、それでボタンがいっぱいになってしまっては本末転倒(某オフィスソフトみたいに)。そこで Firefox に CUI を追加する Ubiquity。講演中に実際にインストールして試してみたけど、コマンドラインになれた人には馴染みやすいと思う。でも、万人に受け入れられるかというとそれは否となってしまうなぁ、というのが正直な感想。機能を増やしても破綻しない GUI ってのは難しい。
また、コンテンツ作る人と、アドオン、コアの開発者の差が大きいというのはなるほどと思った。コンテンツ作る人が開発に入ってくれば、母数が一気に増えて、新しいアイデアもそこから生まれるかも。
昼は、tooyama さん、arigayas さん、mar さんと九州ラーメンへ。
細麺でなかなか美味でした。
A1: パネルディスカッション「組込 Web ブラウザの可能性 -non PC, non Mobile の Firefox-」
日常使ってるけどほとんど意識することのない組み込み系の話。
最初はモバイルの話で、日本ではキャリアがすべてをコントロールしてるのが海外から見ると異質だよね、ってことで話がまとまる。
組み込み系でも、Mozilla は検討対象にはなってきたけど、メモリは馬鹿食いするし、保証などの問題も絡んできて外れてきたらしい。さらに、Mozilla に移行したときのコストを考えると、現行の Windows CE とトータルコストはほとんど変わらないだろうとも。単にオープンソースだから、無料だからというだけでは考えるわけにはいかないし。
A2: パネルディスカッション「近未来ブラウザの形を考える 60 分 -ユーザエクスペリエンスの視点から-」
「インターネットブラウザ」だけではなく「情報を閲覧するツール」まで拡張したブラウザの話。小はセンサから大はデジタルサイネージまで。
多様化するインプット方式をどう使うのか、コンテンツ中心から人中心への変化、「秘書」としてのブラウザなど、これからブラウザがどうなるかを考える会。
組長も書いてるけど、プレスの人が自席からパシャパシャとフラッシュたいて撮影してた。
目が、目が~
前出て撮るとか完全に横から撮るとか、ちょっとは考えてほしいものだ。
大ライトニングトーク
FireMobileSimulator ってどこかで聞いたことあるなぁと思ってたら、MozillaZIne.jp フォーラムに書き込みしてくださった方でしたorz
中野さん提唱のエスカレーションフォーラムは、とりあえず走らせてみないとどうなるか見当もつかない感じ。
懇親会
いろんな方とお話しました。
抽選会で T シャツゲット!モノクロの Firefox ロゴがけっこういい感じです。
今回は 7 匹のフォクすけが新しい主のもとへ巣立っていきました。既に持ってる人は当たっても辞退していました(周りの圧力に負けたとも言う)が、約一名「会社に持ってくんだ!」と無理やり拉致した某組長がいました。
(実は 3 匹目欲しかった)
解散後は、池田さん、baffclan さんとファミレスで 2 時間ばかりいろいろとお話。
MozillaZine.jp の運営も考えないとなぁ。
# 書けば書くほどまとまりがなくなってくのでこの辺でおしまい