衆院、参院と結局ろくに議論もせずにあっさりと A 案が可決されてしまった。
推進派がなんと言おうと、脳死になったらつべこべ言わずに他の人に臓器を回せ、という暴論でしかないわけで。
脳死かつ移植可能な状態って交通事故とか突発的な事故なわけで、そんなときに本人の事前の意思表明もなしに家族がまともな判断をできるとは思えない。
親族への優先提供にいたっては、何をしたいのかさっぱりわからん。
今までの理念、制度を根こそぎひっくり返そうとしているくせに、こんな拙速な採決が許されるのだろうか。
遠くない将来の予想図
・脳死になった家族からの臓器提供を拒否→病院関係者その他諸々から白い目で見られる→ネットに実名が流れて大炎上
・移植目当てで親戚を車で轢く(即死しない程度に)→優先的に自分が移植対象に
・金を積めば優先順位上位へ繰り上げ可能に→金持ちしか移植を受けられなくなる→借金のかたに脳死での臓器移植+生命保険のコンボ成立
・親が金目当てで子どもを虐待(もちろん即死しない程度に)→臓器提供を承諾して大金持ちに
俺自身は脳死になったら臓器提供してもいいと思っててカードも持ってるけど、こんな馬鹿げた法案が通ってしまうと
とりあえず、今持ってるカードは破棄して、提供拒絶カードとして書き直すかゆっくりと考え直しますか。
あ、ゆっくり考えてる間に事故ったらダメじゃん……