聖夜

切りつけるような寒空の中、僕と君は一緒にいる
「寒いねぇ」と僕の手を握りしめる君の手は冷たいけど
君がいれば僕の心はいつでも暖かい
はじめはただの後輩だった
いつのまにか君は僕にとってなくてはならないものになった
君が笑えば僕の心も軽くなる
君が泣けば僕は沈み込む
もしも君が僕の前から消えてしまったら
僕はどうにかなってしまうだろう
だからいつまでも僕のそばにいて
「ねぇ、私のこと、好き?」
「ああ、好きだよ」
そう答えながら僕は君の方を向き
軽く手を握り返した
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