狂気

最近人間はおかしくなってしまった。いや、昔からそうだったのかも知れない。僕が気づかなかっただけなのか。
「自然を守らなければ」を叫んでいるのに、自分の家のごみを減らそうともしない自称エコロジスト。
組織を守るために社員の生活を犠牲にし、経営陣はのうのうとしている企業。
国民の金で飲み食いをし、形ばかりの処分でお茶を濁す役所。
自分が決めたはずの公約を守らず、挙げ句の果てに「私はそんなことは言った覚えがない」と大嘘をつく政治家。
何の関係もない民間人を巻き込み、聖戦だと主張するテロリスト。
断固テロに反対すると言いながら、復讐と石油のために爆弾を落として更なる悲劇を生み出す超大国。
自分のみを守るために国民を盾にしようとする為政者。
人間なんて所詮そんなもの。万物の霊長とかほざいているがそんなのはただの幻想。泣けば何でもしてもらえると思ってるガキと同じ。
そう言う僕もすでにこんな人間の仲間になっているのかも知れない。昔からそうだったのかも知れない。僕が気づかなかっただけで。
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